Fixture
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第4節
2026.11.4
スラビア・プラハ(32位/0勝1分2敗/勝ち点1/得点4 失点7)
×
アーセナル(7位/2勝1分0敗/勝ち点7/得点6 失点2)
@エデン・アレナ
戦績
過去の対戦成績

過去5回の対戦でアーセナルの3勝、引き分けが2つ。
スカッド情報
- アドニジャ・オウアンダ
- ブカヨ・サカ(腿)
- ウィリアム・サリバ(背中)
Match facts from BBC sport
- アーセナルはチェコのクラブとの過去11試合で無敗(9勝2分)。 そのうちアウェイ6試合は5勝1分で、すべて無失点に抑えている。
- アーセナルはCLでは直近18試合、90分間および延長戦で無敗(13勝5分)。アウェイゲームでは9試合連続無敗(6勝3分)で14試合連続得点中。
- アーセナルはCLのグループステージ/リーグフェーズでは直近23試合でわずか1敗(19勝3分)。前節のバイエルン戦での2-2の引き分けによって、CLリーグフェーズの連勝は14でストップ。
- アーセナルはCLのアウェイゲームで前半をリードした過去27試合のうち、敗戦はわずか1回(19勝7分1敗)。
- エベレチ・エゼはCLリーグフェーズで2試合連続得点中。
- マックス・ダウマンは昨季のスラビア・プラハ戦で15歳308日でCLデビューを果たし、大会史上最年少出場記録を樹立した。
- スラビア・プラハは欧州カップ戦で18試合連続未勝利(6分12敗)。 クラブ史上最長の未勝利記録となっている。欧州カップ戦のホームゲームでも9試合連続未勝利(4分5敗)。こちらもクラブのワースト記録。
- スラビア・プラハはCL本大会では22試合連続未勝利(8分14敗)。 最後の勝利は2007年9月のステアウア・ブカレスト戦(2-1)にまでさかのぼる。
- スラビア・プラハはイングランド勢をホームに迎えた直近8試合では未勝利(2分6敗)。 最後の勝利は1999-2000シーズンのUEFAカップ準々決勝、リーズ戦の2-1。イングランド勢との直近のホーム5試合ではすべて無得点。 昨季のCLでもトッテナムに0-3で敗れた。
- スラビア・プラハは国内リーグでは開幕13試合無敗(9勝4分)。 32得点7失点、勝ち点31で首位。直近のヤブロネツ戦は5-0の大勝で、2位との勝ち点差は7。
予習
CL 第1節 RCランス戦

CL 第2節 サバー戦

CL 第3節 フェネルバフチェ戦

予想スタメン

展望
作りたい道筋ははっきり
14年続いたアンフィールドの呪いを解くことに成功し、プレミアリーグでは首位奪還。このままCLでもノルマとなる16ポイントに早く載せたいところ。折り返しとなる第4節はここまで32位に沈むスラビア・プラハとの対戦である。前回の対戦は昨年のグループフェーズ。なんと、偶然にも昨年と同じ日に今年も対戦をすることとなる。
ここまで32位と苦戦中のスラビア・プラハ。上のMatch factsでも更新したように今季に限らず、ここ数年はCLでは目立った成績を残せてはいない。第2節ではサバフFKにクラブ史上初となるCL本大会での勝利を献上してしまうなど、今年に関しては新勢力にも上回られてしまっている。
5-4-1がおそらくは基本線になると思うのだが、守備の基準はかなり人ベースであり形は相手のフォーメーションに依存する。後述するが、攻撃に出る時はかなり縦に速い攻め筋を積極的に活用するため、誰がどこのポジションか、そもそもどういう基本フォーメーションなのかが非常にわかりにくいのが特徴である。
裏を返せばそれだけマンツー色が強いということでもある。中盤のポジションチェンジなどにおいても受け渡しは少なく、もともとのマーカーに強気でついていくというスタンスが基本線になってくる。
理想としてはある程度高い位置に追い込みながらボールを奪って素早くカウンターにつなげる。これで得点を奪いたいところだろう。前線はマイボールになった後に素早く走り出してDFラインの背後を狙う。ボールをキャリーするのは右サイド。前線でタメを作りながら追い越すアクションをポジトラで素早く仕掛けることで、一気に押し下げて攻撃を完結させに行く。
しかしながら、これはあくまで理想論。手数をかけてこねくり回してしまうと攻め筋は一気に停滞。攻め切ることができれば瞬間的に厚みは出るが、タメを効かせてギャップを作るという戦い方はあまり得意ではない。奪った直後に攻撃を完結できるかは非常に重要だ。
さらに言えば、攻撃にいい形で移行することができるか?というところに難しさがある。マンツー色が強いということは相手に陣形を決められてしまうということでもあり、今のスラビア・プラハは完全に中盤が空洞化してしまうケースがある。今のスラビアには、中盤の広い範囲をカバーしてセカンドボールを回収できる選手が乏しい。むしろ、この部分で受けるという前提が成立しなかったからこそ、サバフ相手に失点を重ねてしまったという背景がある。
こう攻めたいという確かな意図は感じる。その一方でそこにもっていこうとする間に立ちふさがる相手を捌くということに苦戦しており、なかなか成績を上げることができていないというのがスラビア・プラハの現在地ということになる。
2つの得意分野勝負
ここまでのスラビア・プラハの対戦相手はフェネルバフチェ、サバフ、RCランスの3チーム。アーセナルとはポットも異なるチームであるため、必ず同じ戦い方を採用するとは限らない。
ただまぁ、そういう試合の材料がない以上はここまでの3節をベースに攻略を考えるしかない。その場合はアグレッシブなマンツーのプレッシングをどのように壊しに行くか?ということを考える必要がある。
「アーセナルはマンツーのハイプレスが苦手」というフレーズが一人歩きしている感がある。このブログでは繰り返しているが、アーセナルに勝利しているチームの共通点をかき集めればそうなるかもしれないけども、アーセナル目線でいえばブライトンやシティに負けている間に多くのハイプレスを封じて対応していたことは強調しておきたい。
そういう意味ではむしろ、スラビア・プラハくらいの強度のマンツーハイプレスであればむしろ与しやすいと個人的には考えている。先に挙げたようにスラビア・プラハのマンツー守備においてはセカンドボール回収で勝負ができるMFがいないのが難しい。
アーセナルはむしろ、プレミアでそこで飯を食っているチーム。ギマランイス、ライスはもちろんのことスビメンディ、ルイス=スケリーでもこの領域でスラビア・プラハ相手にはアドバンテージを取れるのではないか?と個人的には踏んでいる。
ハイプレスは歓迎。もちろん、ショートパスで外すポジションチェンジでのトライも歓迎。ここから容易に前進できることも考えられるだろう。そのうえでロングボールで蹴らされることも歓迎である。もちろん、セカンド回収で後手を踏めばまずいが、この点ではさすがにアドバンテージは取れるものと信じている。
フェネルバフチェ戦では後方で5バックをキープしつつ、人基準のコンセプトを継続するというプランを見せた。この場合は降りる選手(フェネルバフチェの場合はトップ下のグリーンウッド)に誰がついていくかが曖昧で、降りて受け、そこからシュートに持ち込まれるなど、一連の大暴れを許してしまった。
相手の守備基準次第では降りるウーデゴール、絞るカラフィオーリなど自在なポジショニングが混乱を起こす可能性も。まずは5バックのつぶしの出足が鈍いことを期待して、前線が下りる動きから始めたい。
非保持においては最短最速のルートを止めることが最優先。逆に言えば、ここさえ止めてしまえばある程度は安心。セカンド回収と同様にここも得意分野だろう。
フリートウッド戦の後なので、どこまでメンバーを入れ替えるのかは難しいところではある。だけども、ここは個人的には多少入れ替えたメンバーを信用してもいいのかなと思う。スカッドを広げる作業ができる試合は限られてくる中で、この遠征を貴重な機会にしたいところだ。
【参考】
https://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/02aa-21f243b9af8c-03bb9fc28b53-1000–champions-league-matchday-4-slavia-praha-vs-arsenal-facts/
https://www.uefa.com/uefachampionsleague/history/h2h/52280/52498/
https://www.uefa.com/uefaeuropaleague/history/h2h/52280/52498/
https://www.uefa.com/uefachampionsleague/clubs/52498/statistics/
https://www.uefa.com/uefachampionsleague/clubs/52280/statistics/
https://www.uefa.com/news-media/mediaservices/informationkits/competitions/uefachampionsleague/2027/match/2049621/printmatchpresskits/
https://www.uefa.com/uefachampionsleague/news/02aa-21f10edb96af-f01ebdbd9935-1000–champions-league-matchday-4-aek-athens-vs-real-madrid-facts/
