Fixture
Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ
3回戦
2026.10.14
ジュビロ磐田
×
川崎フロンターレ
@ヤマハスタジアム
戦績
近年の対戦成績

直近10回の対戦で磐田の2勝、川崎の5勝、引き分けが3つ。
ホームでの戦績

直近10戦で磐田の1勝、川崎の5勝、引き分けが4つ。
Head-to-head
- 最後の対戦は2024年のJ1。2試合合計13得点で磐田は2戦負けなし。
- 直近4試合は川崎の勝利がないカード。
- 直近4試合はどちらのチームもクリーンシートは存在せず、この間17得点が決まっている。
- エコパスタジアムを含めた磐田ホームでの試合においては直近8試合で川崎が4勝4分。
スカッド情報
- 相田勇樹(右膝前十字靭帯断裂)
- 甲斐佑蒼(左第5中足骨骨折)
- 植村洋斗(左腓骨骨折)
- 渡邉りょう(右腓腹筋肉離れ)
- 川合徳孟(左第5中足骨骨折)
- 上夷克典(右大腿直筋腱損傷)
- 大島僚太(?)
- ラザル・ロマニッチ(左足底腱膜損傷)
- 宮城天(ハムストリング)
- 林駿佑(左膝側副靱帯損傷)
- 谷口栄斗(右長内転筋肉離れ)
- 紺野和也(右リスフラン靭帯損傷)
予想スタメン

Match facts
- 直近3試合の公式戦の勝利は全てクリーンシート。
- 今季のルヴァンカップでは2試合で7得点。いずれも3得点以上をあげている。
- リーグ戦では直近5試合いずれも1得点。
- 直近12試合の公式戦でドローがない。
- 秋葉監督は川崎戦通算3試合で1分2敗。
- 秋葉監督は長谷部監督との通算4試合で1勝1分2敗。
- 敗れれば今季初めての公式戦連敗。
- 直近5試合の敗戦はいずれも1点差。
- 今季のリーグ戦9試合においては8試合で両チームが得点を挙げている。
- しかし、カップ戦では直近2試合でいずれもクリーンシートを記録。
- アウェイでの公式戦は3試合連続クリーンシートでの勝利。
- アウェイでの直近3試合の先制点は全て外国籍選手が決めている。
予習
2回戦 千葉戦

第9節 仙台戦

第10節 札幌戦

展望
ロングタワーを出口をする前進
名古屋戦で敗れてしまい、再開初戦の公式戦を落としてしまった川崎。休む間も無く7日で3試合を消化しなければいけないスケジュールのスタート。まずはアウェイのルヴァンカップから。3回戦は磐田との対戦だ。
ここしばらくは勝てない印象が強い磐田。しかしながら、通算の対戦成績は大きく劣っているということはなく、むしろエコパを含む磐田のホームゲームではかなり好成績を記録している。
磐田はJ2で11位。先週末の順位では天皇杯で対戦した宮崎よりも1つ順位が下に位置している。直近5試合では2勝3敗で先週末に最下位の札幌相手にクリーンシートで連敗を止めることに成功している。
基本的なフォーメーションは4-4-2。保持においては左のSHが絞ることで変化をつけていく。川合がこの位置に入っていた時ははっきりと3センター気味であったが、負傷でこの試合には間に合わず。直近の試合でこのポジションに入ったテレスは大外とハーフレーンを行き来はしていたが、川合ほど低い位置まで下がってくることはなく、高い位置に止まる意識は高め。
3センターに可変する割にはショートパスでの繋ぎは元々こだわっている感じはなかった。プレスで詰まらされそうになったら、ロングボールでプレス回避。ペイショット、ヴィクトルというトップに入る選手や先に挙げたテレスをターゲットにして長いボールを入れていく。
ペイショットとヴィクトルを並べるケースもあるが、トップ下に乾が入ったケースではSHにテレスを入れている。1トップ+乾でSHにタワー型を入れなかった仙台戦ではよりショートパスでの陣地回復を試みたが、仙台の圧力に屈して前進ができず。結局、後半に太田とペイショットを並べてタワー戦略を組むことで長いボールをベースとした形を作っていく。
ポゼッション自体は低くはなく、最終ラインでボールを持つ意識もあるが、ビルドアップの出口はロングボールになることも多い。それが磐田の特徴だ。
一方で敵陣での攻撃では手数をかけるようなアクションも。特にストロングである左サイドからの組み立ては札幌を圧倒。連敗ストップの決め手となる主導権の握り方ができていた。
ボックス内では再び前線のスキルに頼っていく格好。試合の流れに関係なくペイショットはワンタッチでゴールを決めることができる選手。千葉戦では見事に流れを変えるきっかけを果たす仕事人っぷりを発揮した。空中戦のデュエルもそうだが、ポジションの取り方も怖さを与えることができる選手だ。
守備においては4-4-2がベース。2トップは全く守備をしないわけではないが、自分たちの列を超えられてからのプレスバックの意識は低く、後方の4人のMF陣がカバーするように前に出ていく。
さすがにプレッシングに関してはこの4人の助太刀があっても苦しく、ハイテンポな非保持からテンポを掴むことはあまり得意としていない。これは起用しているFWの特性に起因するものだろう。
自陣での撤退守備は平たく言えば仙台戦では失敗、札幌戦では成功。前者はブロックの外からミドルで仕留められ、後者はひたすら単調なクロスを跳ね返し続ける。仙台戦はそもそもスタッツで圧倒されているので引き分けでOKというスタンスにも思える。状況を変える必要がないという展開の終盤は自陣に引きこもる形はレパートリーとして持っていることは確かだ。
1stセットであれば・・・
まず川崎目線では代表ウィークにおけるカップ戦との前提の違いがある。先の2試合はJ2/J3サイドはリーグ戦の最中である一方、J1サイドはリーグ戦がお休みという不均衡があった。その結果、リーグ戦のスターターを多く使いながら川崎は勝利を収めた。
翻って、この試合は日曜と土曜のリーグ戦に挟まれた水曜日。J2の磐田との対戦の条件はフラットになる。
川崎の現状の慢性的な課題は主力と交代選手の差。中2日が続くこの環境は、その差が一番試される日程でもある。正直なところ、今週の磐田を乗り切れないようでは、来週の神戸はさらに厳しい展望を書かなくてはいけない。事実上、ターンオーバーが不可避のこの試合をどう乗り切るかは非常に重要になる。
1stセットであれば十分に乗り切ることができる要素はあると思う。2トップの守備の行動範囲が狭いところを中盤のポジションで乱しながら磐田の2列目を引き出していく。それができれば中盤に穴を開けることはできるはず。
脇坂、伊藤、橘田、山本であればおそらくこの磐田の中盤との駆け引きはできるはず。しかし、このうちの何人かを欠くことが濃厚な状況でそれができるのかどうか?
中盤で浮いた選手を作った後の加速も問題。中盤でのギャップを作った後にマルシーニョなしでアタッキングサードへの推進力を出すことができるのか。逆に言えば、この辺りは長谷部監督がミッドウィークにどの程度メンバーを入れ替えても問題ないと考えているかの基準にもなる試合のように思える。
セットプレーは狙い目。クロスも含めて磐田のGK(自分が見た試合を担当した三浦と牲川)はクロスの処理が怪しいところがある。特にハンドリングが安定せず、失点につながるようなピンチにつながるケースもしばしば。CBが上がっているセットプレーの際はクロスの対応に迷いを与える軌道で上げていきたい。
守備においても攻撃と同じく問われる要素はオーソドックス。ハイプレスでロングボールを蹴らせて回収する。自陣では磐田のトップに加えて逆サイド(磐田は左側から作るので右のSHが飛び込む役割だ)のSHへのクロス対応が問われる形。
ストロングである磐田の左サイドは枚数をかけて抜け出す選手を作るので、受け渡しをしながらスペースを埋められるかどうか。正直ここはレギュラーセットでも試合ごとにムラがある部分である。
レギュラーセットで求められるここまでの川崎の強みをそのまま磐田に出せれば勝利はできると思う。しかし、上位カテゴリー偏重というバイアスがかかっていないラウンドに突入したことで、明らかにチームとして求められる力は変質している。
もっとも、宮崎や熊本はそもそもこのベンチメンバーのセットで川崎のリーグセットと戦うことになっている。川崎だけが直面しているやりくりではない。バイアスがなくなったミッドウィークをどのように乗り切るのか。川崎がぶち当たっている課題をダイレクトに問われる水曜日になるだろう。
【参考】
transfermarkt(https://www.transfermarkt.co.uk/)
soccer D.B.(https://soccer-db.net/)
Football LAB(http://www.football-lab.jp/)
Jリーグ データサイト(https://data.j-league.or.jp/SFTP01/)
FBref.com(https://fbref.com/en/)
日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/soccer/)
