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「FIFA World Cup 2026 チーム別まとめ」~日本代表編~

目次

第1節 オランダ戦

第2節 チュニジア戦

第3節 スウェーデン戦

Round 32 ブラジル戦

総括

状況そのものへのアプローチが足りなかった

 ノルマであったであろうノックアウトラウンド進出は難なく達成。オランダに終了間際で勝ち点をもぎ取り、チュニジアに大勝した時点で突破はほぼ確実。スウェーデン戦を乗り越えてフランス戦を避けるというのはこのくじ運でできることの全てだったということは間違いないだろう。

 グループステージでは戦力を散らしながらプレータイムの分散も達成。満を持してブラジル戦を迎える格好となったが、敗れてしまいノックアウトラウンドの初勝利はならなかった。

 もっとも印象的だったのは前回大会では火事場の馬鹿力モードの象徴だったWBを攻撃的な形にする3-4-3を普段着にしていたこと。コスタリカ戦の反省というわけでもなく、アジア予選から陸続きでこの座組を継続しながらこの舞台で戦った。ガクポを久保と堂安のダブルチームで抑えたという事実は日本サッカー界におけるエポックメイキングな出来事だと言えるだろう。

 与えられた状況でなんとかしようとするという点では日本人らしい真面目さがよく出ており、久保や堂安以外のアタッカーも守備に奔走。ブラジル戦でも受けに回る中でアタッカー陣は非常に献身的な守備を見せた。

 もったいなかったのは状況そのものへの介入が少なかったことだろう。基本的にはどの局面でも完成度が高いチームではあると思うけど、何かに特化したチームではない。パラグアイとは異なり、ブラジルにぶん殴られ続ける展開を長い時間許容するのはハード。何かを変えようとする用兵で「与えられた状況そのものを変える」ためのアプローチができなかった。この点は監督だけでなく、負傷者事情も含めてもったいなかったところでもある。

 鈴木彩艶の存在は今大会における世界にとっても大いなる発見だろう。次回のW杯にはこのポジションの中でも世界有数の立ち位置になってもおかしくないのではないか?という身体能力とセービング力を見せつけた。このポジションに世界と戦える存在が出てきたことは明らかにポジティブ。この恵まれたタイミングを生かし、次回こそは悲願となるノックアウトラウンドへの進出を目指したいところだ。

Pick up player:堂安律
 たくましく守備に奔走する姿と一列前で起用されてライン間で思うようにプレーできなかった姿はこの大会における日本のアタッカーの模様をよく表しているなと思った。

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